高校生でもアフターピルを処方してもらえる？安全な購入方法や注意点も解説

アフターピルは性交後の不慮の妊娠を避けるために使用される緊急避妊薬です。

アフターピルは医師の処方箋が必要な薬剤なため、高校生でもアフターピルを処方してもらえるのか不安に思う方もいるでしょう。

本記事では高校生でもアフターピルを安全に購入する方法や注意点を解説します。

高校生でもアフターピルを処方してもらえる？

アフターピルは性行為後の緊急避妊手段として使用され、閉経するまでの女性であれば初経を迎えた後から使用可能です。

しかし、18歳未満には処方を行わない医療機関もあります。

高校生がアフターピルを処方してもらえるかは、病院やクリニックにより異なります。

また、一部の医療機関では、保護者の同意や同伴が必要です。

アフターピルの処方が可能か、保護者の同意や同伴が必要かどうかは、それぞれの医療機関の規定によります。

アフターピルの処方を希望する場合は、事前に医療機関に問い合わせて確認しましょう。

高校生がアフターピルを処方してもらえる場所

高校生がアフターピルを処方してもらえる場所は、医療機関とオンラインクリニックの2つがあります。

それぞれ利便性と時間制約の違いがあるため、自身の状況にあわせて選択しましょう。

医療機関を受診する

アフターピルは医師による処方箋が必要なため産婦人科や一般内科の受診が一般的です。

アフターピルの効果は性行為後の時間と共に低下するため早期の服用が推奨されます。

医療機関で受診するメリットは、アフターピルを処方し服用するまでの時間が短い点です。

デメリットは次の2点です。

• 医療機関での受診は混雑している場合が受診に時間がかかる場合がある
• 授業や部活動が忙しい方は診療時間内に受診できない

自身の状況により次に紹介するオンラインクリニックの受診がおすすめです。

オンラインクリニックを受診する

オンラインクリニックを使用すると、自宅や学校など場所を問わずに受診可能です。

専用のアプリや公式サイトから問診内容を入力し医師とのビデオ通話で診療を受け、処方されたアフターピルが自宅に配送されます。

時間と場所に制約が少ないため、忙しい高校生には利便性が高いです。

ただし配送には時間がかかる場合があります。

アフターピルの有効性を最大限に活かすためには早めの受診と薬の服用が必要です。

事前に診療から配送までの所要日数を確認が重要です。

一部のオンラインクリニックは18歳未満の使用を制限している場合があるため、あわせて確認しましょう。

高校生がアフターピルを処方してもらう際のクリニックの選び方

高校生がアフターピルを処方してもらうためには、クリニックの選び方が重要です。

高校生の場合、年齢制限、受け取りまでの時間、診療方法、受け取り方の4つの観点からクリニックを選びましょう。

次にそれぞれのポイントを紹介します。

対象年齢で選ぶ

高校生がアフターピルを処方してもらう際、最初に注意すべき点はクリニックの対象年齢です。

18歳未満の女性には処方しないクリニックもあるため、事前に調べることが重要です。

また、高校生にアフターピルを処方可能である場合も、初診の際には保護者の同意や同席が必要なケースもあります。

事前に高校生も対象かどうか、受け取り条件を確認しておくとスムーズに受診可能です。

診療方法で選ぶ

アフターピルを処方してもらうためには、クリニックへの受診が必要です。

しかし、学校や部活動に忙しい高校生は、時間を作りクリニックに足を運ぶことはなかなか難しい場合もあります。

そのような場合は、電話やオンラインでの受診が可能なクリニックがおすすめです。

オンライン診療サービスを提供しているクリニックは、スマートフォンがあればどこでも診療を受けられます。

受診時間も自身の都合にあわせて設定できるため、忙しくてもスキマ時間を活用してアフターピルを処方してもらえます。

初診から処方まで一貫してオンラインで完結できるクリニックを選べば、さらに手間を減らせます。

発送の早さで選ぶ

アフターピルの効果は性行為後120時間までとされていますが、早ければ早いほど効果は高まります。

高校生がアフターピルを処方してもらう際は、服用できるまでどれくらいの時間がかかるのかの考慮も重要です。

オンライン診療を受けた場合、自宅に届くのは翌日以降になるケースが多いです。

早くアフターピルを服用するためにも、診療後の発走が早いクリニックを選びましょう。

包装・受け取り方法で選ぶ

アフターピルの処方を家族や周囲の方に知られたくない方は、包装や受け取り方法に配慮しているクリニックを選びましょう。

オンラインクリニックでのアフターピルは、クリニックから自宅へ直接配送されます。

発送伝票にクリニック名や医薬品が梱包されている旨が記載されていると、自身以外の家族が受け取った際に知られてしまう可能性があります。

周囲の方に知られたくない場合は、中身がわからない方法で配送するクリニックを選びましょう。

高校生でもアフターピルを購入できるオンラインクリニック3選

高校生で家族や周囲の方に知られることなく、安心してアフターピルを購入するためにはオンラインクリニックの活用がおすすめです。

匿名性を保ちつつ、自身の生活にあわせて医師へ相談できるオンラインクリニックであれば安心してアフターピルを処方してもらえます。

こちらでは高校生でも受診しやすいオンラインクリニックを3つ紹介します。

クリニックフォア

クリニックフォアは、高校生でも15歳以上なら保護者の同意や同席なしにアフターピルの処方を受けられるオンラインクリニックです。

診療方法はビデオ通話または電話です。

オンラインでのアフターピル処方数は100万件を超えていて、経験と信頼性も十分です。

対面診療も可能なため、副作用が出た場合や詳しい相談をしたい場合はクリニックで直接医師へ相談ができます。

診療費は1,650円と配送料550円と、アフターピルの実費です。

最短で翌日にはピルが自宅に届きます。

プライバシーを重視するため、外部から中身が分からない梱包がされます。

クリニックフォアで処方されるアフターピルは、エラワンとノルレボです。

エラワンは、性行為後120時間以内の服用が必要で、海外正規品で排卵抑制と受精卵の着床阻止の効果があります。

ノルレボも同じく、排卵抑制と受精卵の着床阻止の作用があり性行為後72時間以内に服用する必要があります。

メデリピル

メデリピルは、18歳未満の場合は保護者の同意と同席があればアフターピルを処方してもらえるオンラインクリニックです。

長年ピルの服用経験がある女性代表が運営しており、女性の健康に寄り添ったサービスを提供しています。

現役産婦人科医がLINEのビデオ通話または音声通話で診療をおこないます。

医師へ直接健康状態を相談できるため、はじめてアフターピル処方を受ける際でも安心して受診できます。

受診予約から診療、アフターピルが手元へ届くまで、すべてLINE上で完結します。

診療費は1,650円で、アフターピルはレボノルゲストレルが9,900円、ノルレボが11,000円で購入できます。

配送料は無料で最短で翌日に自宅への配送が可能です。

プライバシーに配慮した包装で届くため、安心してアフターピルを受け取れます。

エニピル

エニピルはチャット形式で問診をおこなうオンラインクリニックです。

チャット形式の問診フォームで質問に回答すると問診が完了します。

問診終了後、30分以内に医師のオンライン診療を受けられます。

問診からアフターピル発送までスマートフォンで完結するため、利便性が高いサービスです。

診療費は2,200円と送料550円にアフターピルの実費です。

アフターピルはエラワンが13,200円、レボノルゲストレルが9,900円で購入できます。

副作用の吐き気対策に、吐き気止め薬のプリンペランとのセット購入も可能です。

エニピルはコンビニ後払いにも対応しており、すぐにお金を用意できない方や親に知られたくない高校生でも安心して使用できます。

配送に関しては差出人名にエニピルやクリニック名は表記されず、品名も「サプリメント」と表記されるため、プライバシーを確保できます。

高校生がアフターピルを購入・服用する際の注意点

高校生がアフターピルを購入・服用する際には、副作用や購入方法、保険適用の有無などいくつか注意点があります。

安全にアフターピルを購入するために次の注意点をぜひ参考にしてください。

アフターピル服用には副作用がある

アフターピルは主な副作用として吐き気や腹痛が起こる場合があります。

そのほかにも頭痛やめまい、乳房の張りといった症状も報告されています。

副作用は一時的な場合が大半ですが、吐き気は頻繁に報告されるため注意が必要です。

アフターピルを服用後2時間以内に嘔吐した場合は、薬の効果が損なわれる可能性があるため医師に相談をしてください。

一部のアフターピルは服用方法や副作用の種類が異なるため、必ず医師や薬剤師と相談のうえ服用しましょう。

個人販売・海外輸入での購入はリスクがある

アフターピルを海外から購入するときは注意が必要です。

一部の海外業者が扱うアフターピルは偽物や粗悪品の可能性があり、服用により予期しない副作用を引き起こすリスクがあります。

副作用が発生した際に適切な医療対応を受けられないこともあります。

安全性を確保するためにも、日本国内の信頼できるクリニックで診察を受けることをおすすめします。

保険が適用されない

アフターピルは避妊失敗や避妊未使用後の緊急対策として使用されるため、健康保険の対象とはならず全額自己負担です。

高校生には大金なため、すぐにお金を用意することが難しい場合があります。

アフターピルは性交後に速やかな服用が求められるため、自身でお金が用意できない場合は保護者に相談しお金を出してもらいましょう。

アフターピル・高校生に関するよくある質問

高校生でもアフターピルを処方してもらうためのポイントや、おすすめのクリニックについてお伝えしてきました。

アフターピルについて疑問や不安がある方のためによくある質問について回答します。

アフターピルは何歳から服用可能？

アフターピルは、基本的に初経を迎えていれば、年齢にかかわらず使用可能です。

若い年齢での性行為とそれに伴うアフターピルの使用は、未成熟な身体への影響や精神的な問題を引き起こす可能性があります。

アフターピルを服用後に異常を感じた際や、不安がある場合はすぐに医療機関に相談しましょう。

アフターピルを服用するタイミングは？

アフターピルの効果は服用タイミングに大きく左右されます。

不適切な避妊、避妊具未使用の性行為をした、あと、72時間以内の服用が推奨されています。

一部のアフターピルは性交後120時間以内でも効果があるとされていますが、時間が経つほど妊娠の可能性が高まります。

妊娠を確実に防ぎたい場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

高校生がアフターピルを購入する際の支払い方法は？

アフターピルの購入方法は医療機関により異なります。

多くは現金やクレジットカード、代引きなどの方法が選択可能です。

一部のクリニックではコンビニ後払いも使用可能で、家族に知られずに支払えます。

クリニックや購入方法により年齢制限や特定の決済方法への制限があるため、事前に詳細を確認しましょう。

アフターピルの処方は学校・親・友達に知られる？

アフターピルの処方が他人に知られることは基本的にありません。

医療機関ではプライバシーの保護が重視されており、診療内容の漏洩は法的に厳しく禁止されています。

一部のクリニックではオンライン診療や梱包に配慮した宅配サービスを提供しており、家族に知られることなくアフターピルを入手可能です。

また、保護者の同意や同伴も必要な場合もあるため、事前に受診予定のクリニックの公式サイトを確認しましょう。

まとめ

高校生でもアフターピルを処方してもらうためのポイントや注意点を解説しました。

家族や周囲の方に知られたくない場合は、プライバシーに配慮したオンラインクリニックの受診がおすすめです。

手間なくアフターピルを購入できる一方でリスクもあります。

服用は副作用がある点や海外輸入品の購入には注意が必要です。

本記事をぜひ参考にして安全にアフターピルの処方を受けられるようなクリニックを受診してください。

＜参考＞
クリニックフォア
メデリピル
エニピル