つづきレディスクリニックHOME月経移動
女性には試験や旅行といった大切なイベントと月経予定日がかさなってしまう不安がつきまといます。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合するピルを用いることで、月経を予定よりも早める、もしくは遅らせることが可能です。
月経が始まった日から次の月経が始まるまでを1 周期とし、その期間を月経周期といいます。月経周期はそのときのホルモン状態によって大きく4つにわけられます。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合しているピルを内服することで、疑似的に黄体期(月経前)のホルモン状態をつくることができます。
その状態で服用をやめることで卵胞ホルモンと黄体ホルモンが低下し、月経を起こすことができます。
ピルは卵胞ホルモンの含有量などにより、超低用量ピル・低用量ピル・中用量ピル・アフターピルに分けられます。
月経移動には主に中用量ピルが用いられています。
メリット
月経をずらしたい期間にピルを服用する必要がなく、生理後の体調が良好なときに大切なイベントを迎えることができます。
デメリット
生理を遅らせる方法に比べて成功率がやや低くなることがあります。
メリット
医師の指示通り正しく服用することで、高い確率でイベント期間の月経を避けることができます。
デメリット
イベント中もピルを服用し続けなければならないことです。その間に副作用が出てしまう、また飲み忘れてしまった際は不正出血をおこしてしまう可能性があります。
飲み忘れにより、不正出血や希望した時期とは異なる日に月経がきてしまうことがあります。
服用が必要な期間は、毎日一定の時間に忘れずに内服してください。
吐き気や頭痛、倦怠感などがあります。個人差があり、副作用の出ない方もいますが、心配な方は吐き気止めも併用することが可能です。また飲み続けることでからだが慣れて数日でおさまる場合もあります。
月経を移動させること自体にからだへの悪影響はありません。ピルによる月経も自然におこる生理も実質的には同じものです。
また月経を移動させても、次の月経に影響はなく通常通りおこります。