予防接種(ワクチン接種)
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予防接種
当院では子宮頸がんワクチンの他、インフルエンザ、MRワクチン(麻疹、風疹混合)、RSウイルスワクチンの接種が可能です。
MRワクチン(麻疹、風疹混合ワクチン)
横浜市では、風しんの流行と「先天性風しん症候群」の発生を防止するために、**「横浜市風しん対策事業」**を実施しています。この事業は風しんの予防接種と抗体検査を提供しています。
以下に詳細を説明します。
- 目的
- 風しんの流行と「先天性風しん症候群」の発生を防止することを目的としています。
この事業を利用したことがない中学1年生以上の横浜市民で、以下の方々が対象です。
- 妊娠を希望している女性(妊娠中は接種できません)
- 妊娠を希望している女性のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません)
- 妊婦のパートナー及び同居家族(婚姻関係は問いません)
- 内容
- 予防接種: 麻しん風しん混合ワクチンを1回接種します(3,300円、税込)。
抗体検査: 風しん抗体検査(血液検査)を無料で実施します。
インフルエンザワクチン
- 1.接種時期
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インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果があります。接種してから効果が現れるまでに約2週間程度かかり、効果の持続期間は約5ヶ月とされています。
日本では、通常12月下旬から3月上旬がインフルエンザ(季節性)の流行期となります。したがって、効果が現れるまでの期間を考慮し、10月から12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいとされています。
当院では例年10月から予約を開始し、ワクチンの入荷次第接種開始します。
当院接種対象者:12歳以上(中学生~)
※未成年の方は保護者の付き添いをお願いします。
金額:¥3,630(税込)
横浜市では、例年高齢者の方々に対してインフルエンザワクチンの予防接種を助成しています。以下に詳細を説明します。(年度により変更があります)
横浜市内に住民登録があり、接種日現在で次のいずれかに該当する方々が対象です。
- 65歳以上の方。
- 60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に1級相当の障害のある方。
- 2.接種費用
- 自己負担額は2,300円です。
- 3.接種回数
- 1回の接種が必要です。2回接種した場合、2回目は全額自己負担となります。
- 4.接種に必要なもの
- 住所・氏名・年齢を確認できるもの(健康保険証、運転免許証など)が必要です。60歳以上65歳未満の方は、身体障害者手帳や診断書など、障害の程度を確認できる書類も持参してください。
- 5.接種費用の免除について
- 以下の条件に該当する方は、所定の書類を提出することにより接種費用(2,300円)が免除されます。
- ご本人を含む同じ世帯にいる方全員が市民税非課税の方
- 生活保護を受けている方(生活扶助基準の見直しにより保護廃止となった方を含む)
- 中国残留邦人等の方で、支援給付を受けている方
※実施期間を過ぎると2,300円又は無料で接種を受けることができなくなりますのでご注意ください。
RSウイルスワクチン【アブリスボ】
(妊婦さんが接種する赤ちゃんのためのRSウイルスワクチン)
横浜市では、風しんの流行と「先天性風しん症候群」の発生を防止するために、**「横浜市風しん対策事業」**を実施しています。この事業は風しんの予防接種と抗体検査を提供しています。
以下に詳細を説明します。
- *RSウイルス感染症とは
- RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児が
少なくとも1度はRSウイルスに感染するとされています。
症状は発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。特に生後6ヶ月以内にRSウイルス
に感染した場合には、細気管支炎や肺炎など重症化することがあるので注意が必要です。
感染経路:主に接触感染と飛沫感染で広がります。
接触感染は感染者が触れた物品を介して感染することを指し、飛沫感染は感染者が咳やくしゃみを通じて
ウイルスを広げることで感染します。
感染予防には手洗いやマスクの着用が有効です。
アブリスボは妊娠中に接種することで、お母さんの体でRSウイルスに対する抗体が作られ、胎盤
を介して赤ちゃんに移行します。これにより、生まれてくる赤ちゃんのRSウイルスを原因とする
下気道疾患(気管支炎や肺炎など)の発症や重症化を予防します。
従来は赤ちゃんへのRSウイルスワクチン(シナジス)の接種が行われていますが、
これは流行期間に毎月接種しなければなりません。
妊婦さんがアブリスボを1回接種することで赤ちゃんがRSウイルスに対する免疫を持った
状態で生まれてくることができ、重症化することを減らすことができます。
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接種時期
- 妊娠24週~36週(より予防効果が高いのは妊娠28〜36週とされています)
- 接種回数
- 1回
- 接種方法
- 肩に筋肉注射
- 金額
- ¥38,500(税込み)
- 効果
- 妊婦さんへの接種で生後90日以内の乳児の入院率が80%減少、発症予防効果も5%ほど
期待できる
- 副作用
- 主な副作用は注射部位の痛み、疲労、頭痛や筋肉痛などの報告がありますが、大部分が
2,3日で消失しています。
アブリスボの接種をご希望の方は妊婦健診の際にご相談ください。